事例紹介
第6回東京都市圏パーソントリップ調査報告書におけるビッグデータの活用事例
利活用の概要
国の一般統計調査であるパーソントリップ調査の補完的な調査として、東京都市圏交通計画協議会が実施している調査において、パーソントリップ調査では把握していない「休日」及び「外国人」の活動状況を携帯電話基地局データ、Wi-Fi接続ログ、GPSログから集計・活用している。
東京都市圏交通計画協議会
一般財団法人 計量計画研究所
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【その他】
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運輸・観光
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関東
- 2021年 3月
利活用の効果
データの利活用(分析)結果から、平日と休日では人が集中する場所が異なることを定量的に把握。また、外国人の滞在場所が都心の主要駅や観光地に集中していることを把握。
利活用したデータの詳細
- 人流データ
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ソフトバンク株式会社
ワイヤ・アンド・ワイヤレス
利活用の詳細
<利活用のきっかけ>
パーソントリップ調査では、東京都市圏居住者の平日の動きのみを調査しており、休日や都市圏外居住者、訪日外国人の移動を把握することができない。そのため携帯電話基地局データ、Wi-Fi接続ログ、GPSログを活用し、これらの移動を把握した。
<実施した分析>
携帯電話基地局データに関しては事業者(ソフトバンク社)において集計したデータ(OD量)を調達し分析に活用。Wi-Fi接続ログ、GPSログに関しては、一定のルールを用いて滞在場所を判定し分析に活用。
<分析の結果>
携帯基地局によるビッグデータより、平日と休日では、休日の方が平日よりも鉄道沿線外まで多く移動が広がっていることを把握。Wi-Fi接続ログ、GPSログより外国人の滞在場所を見ると、東京駅から新橋駅の周辺、上野駅から秋葉原駅の周辺、浅草・スカイツリー周辺、池袋駅、新宿駅、渋谷駅、お台場などに集まっていることを把握。
お問い合わせ先・関連リンク
東京都市圏交通計画協議会
https://www.tokyo-pt.jp/special_6th