事例紹介

ビッグデータに基づく​群馬県観光客動態調査業務

利活用の概要

群馬県内の新型コロナ前後での観光客の動向の変化を明らかにし、各種観光施策に反映させることを目的とする。

 

【費用】
4,900,000円

【内訳】
ナイトレイSNS解析データ:1,000,000円
アプリGPS解析データ:2,700,000円
レポーティング費用:1,200,000円

 

利活用の効果

コロナ禍での観光行動の変化(来訪先、投稿内容、滞在時間、来訪手段など)を分析によって明らかにし、その結果を基に新たな観光施策の提案を行った。

利活用したデータの詳細

  • 人流データ
  • 人工衛星データ
  • SNSデータ
  • 非公開

利活用の詳細

<利活用のきっかけ>

新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、目的地の選定、滞在時間などの点において、観光行動に変化が生じていることが考えられるため、SNS投稿等によるオンラインの情報流通状況や位置情報等のビッグデータを、新型コロナウイルス感染症拡大前後で比較することにより、観光行動の変化を可視化することを通じ、「Withコロナ」といわれる今日において観光消費額の拡大を図る上での現状・課題を把握し、各種観光施策へ反映させたい。


<実施した分析>

(分析方法)

beforeコロナ/withコロナでの県の観光トレンドの変化について、GPSログデータおよびSNSデータを用い、情報流通状況や位置情報の変化を比較分析および観光行動の変化の可視化を実施。

 

SNS投稿件数伸長率とGPS滞在人数伸長率の散布図
SNS投稿件数伸長率とGPS滞在人数伸長率を掛け合わせたものを提示した。その結果、滞在人数・投稿数のいずれか、またはいずれも増加した施設が県東部に多い傾向が見られた。


<分析の結果>

滞在人数や投稿数が増加した施設は県東部に多い。首都圏からドライブなどで訪問している可能性が考えられる。また、温泉地はGoToキャンペーンによる宿泊者増加が滞在時間増加要因の可能性がある。車・バイクなど「密」を避けられる交通手段での来訪者が増加。

群馬県の市町村別
市町村別滞在人数の変化について、前年同期からの減少率に応じて色分けを行い提示した。​その結果、県の東南部の減少率が比較的緩やかな傾向が見られた。


<新たな事業・施策>

データ利活用のプロセスイメージ

withコロナでの観光戦略について、車・バイクなど「密」を避けられる交通手段での来訪者が増加していることから、ドライバー・ライダー向けに県内周遊を促進する施策を検討することを提案した。

お問い合わせ先・関連リンク

株式会社ナイトレイ

https://nightley.jp/
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