事例紹介

PoCに向けて気象データ利用

利活用の概要

気象データ及び人流データを掛け合わせて分析を行い、関西圏での天候による人流の変化を把握し、気象による行動変化を考慮した観光施策立案等に活用可能な示唆出しを行うことを目的とする。また、データを掛け合わせることの価値を理解し、データ利活用の促進を図ることも目的とする。

 

【費用】
840,000円

【内訳】
気象データ:180,000円
アプリGPSデータ:180,000円
人件費:480,000円

 

利活用の効果

天候別に京都府内の市ごとの観光客数を分析した結果、天候や自治体によって観光客が変動することが把握された。 減少しにくい市の特徴を細かく見ていくことで、天候による京都府の観光動態の特徴が明らかになり、それを踏まえた今後の施策への示唆を行った。

利活用したデータの詳細

  • 人流データ
  • 人工衛星データ
  • SNSデータ
  • 気象データ

利活用の詳細

<利活用のきっかけ>

観光において重要な要素である気象にフォーカスし、観光動態分析に活用する人流データと気象データを掛け合わせることによって、気象による行動変化を考慮した観光施策立案を行いたい。データ利活用の促進を図りたい。


<実施した分析>

(分析方法・連携機関・費用等)

日本気象協会の持つ気象データとナイトレイが解析している位置情報ビッグデータを掛け合わせ、京都府内において天候ごとに観光客が多く訪れるエリアや、雨の日の人気になる傾向のある観光コンテンツを明らかにする。それらを明らかにすることで、京都府内における今後の観光施策に関する示唆出しを行う。


<分析の結果>

京都府内の天候別の観光の傾向を変化させる要素として、雨の日に観光客が減りにくい傾向のあるエリアと京都府内の鉄道路線図を照らし合わせると電車で移動できるエリアは比較的天候の影響を受けにくく、対して、雨の日の京都府内の主要道線の通行量の減少は大きいことがわかった。雨の日に映える観光スポットのあるエリアは雨の日に観光客が減少しにくく、SNS投稿内容を見ても「雨に映える」というようなコメントもある。 

天候別状況

天候別状況


<新たな事業・施策>

データ利活用のプロセスイメージ

分析結果を基に、雨の日に移動しやすいエリアや、「雨の日こそ映えるコンテンツ」「雨の影響を受けづらい施設」などを観光地として打ち出していくことによって、より多くの観光客を呼び込める可能性があるという施策の提案を行った。

お問い合わせ先・関連リンク

株式会社ナイトレイ

https://nightley.jp/
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