事例紹介
不動産取引事例データを活用した配信情報のエビデンス
利活用の概要
東京都では「都市よりも郊外の方で部屋を借りた方が割安」という一般的な認識があるが、そのような平均的な比較ではなく、「都心」と「郊外」を「間取り」や「築年数」のような多様な要素を踏まえ、比較分析を行った。
A社(2000人以上)
マンションリサーチ株式会社
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【民間企業】情報通信業
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市場予測
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関東
- 2023年 6月 ~ 2023年 9月
利活用の効果
配信された情報の全体の力によるものではあるが、マクロ視点では分からない東京郊外の生活の魅力を、定量的な視点で世の中に伝える事が出来た。一般的に不動産マーケットの予測という点でのみ活用されてきたデータを、ライフスタイルの提案視点で活用することは非常に有用である。
利活用したデータの詳細
- その他
利活用の詳細
【活用のきっかけとなった事象・課題】
都心から離れた郊外は比較的家賃を抑えることができるため、ひそかな人気スポットになっているが、同じ間取りだった場合、都心と郊外を比較したときに実際どれくらい家賃を抑えられるのか検証の必要があった。
【実施した分析の詳細(分析方法・連携機関・費用等)】
過去に取引のあった賃貸物件の事例データを、都心・郊外とわけて分析し、同等の間取り、築年数でどのくらい家賃に差があるのか比較した。(今回は郊外を、東京都葛飾区、足立区、江戸川区とし、それ以外の23区内の区を都心とした。)データはすべて社内にて保有している不動産ビッグデータより抽出。
【分析の結果抽出した結果・課題】
「都心」の古い物件よりも「郊外」の新しい物件の方が安い等、様々な側面から都心よりも郊外の方で部屋を借りた方が割安であるというのが客観的な結果となった。一方でその良し悪しを判断するのは個々の価値観であり、その価値判断に足る定量化をどのような観点で実施するのかは、発信の方法とともに重要課題である。
お問い合わせ先・関連リンク
マンションリサーチ株式会社
https://mansionresearch.co.jp/re-data/