事例紹介

身体活動や心血管リスクバイオマーカーに対する健康アプリkencomの効果

利活用の概要

kencomアプリユーザーの日次歩数、健康診断データ、レセプトデータを解析。身体活動レベル解析は、kencomアプリ登録前後の1年間の平均1日歩数を比較することで実施。心血管疾患(CVD)リスク解析は、歩数の変化に応じたkencomアプリ登録前後でのCVDバイオマーカーの変化を評価。

利活用の効果

kencomアプリの使用が、身体活動の強化、体重減少と脂質プロファイルの改善につながり、生活習慣病の予防による健康寿命の延伸や労働生産性の向上といった社会課題の解決につながる可能性を示した。また、健康診断の結果や医療レセプト、kencomアプリの登録状況や日々のライフログデータと紐付けての分析により、自治体や健康保険組合といった保険者はkencomアプリの導入により、より効果的な保健事業施策につなげることができる。

利活用したデータの詳細

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利活用の詳細

健康アプリは、ライフスタイルの改善や心血管疾患(CVD)の予防のための強力なツールとなる可能性があるが、適切に設計された疫学研究によりエビデンスが取得されているものは多くない。「kencom」は、日々の健康・歩数データのモニタリング、オーダーメイドの健康情報の提供、グループイベントによる身体活動の促進など、健康的なライフスタイルのための機能を統合した健康アプリである。このアプリは、保険レセプトデータベースや健康診断データベースとリンクしており、アプリの効果解析をデータベース研究として実施することで、エビデンス創出をすることができる。
身体活動レベルと肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病などのCVDリスク因子に対するkencomアプリの効果を評価することで、なかなか進まない健康アプリによるライフスタイルの改善や心血管疾患予防を、エビデンスによる裏付けで促進し、健康寿命の延伸と社会保障費負担の軽減、労働生産性の向上につなげる。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33900203/

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