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日英統計用語集(2008年2月 (追加作成))   >  金融統計   >  変動利付債(FRNS) : FLOATING-RATE NOTES (FRNS)
NO 3135
統計用語 変動利付債(FRNS) : FLOATING-RATE NOTES (FRNS)
統計用語(英) FLOATING-RATE NOTES (FRNS)
統計学上のテーマ 金融統計
定義 変動利付債とは、一定期間ごと(通常は、1ヶ月、3ヶ月、または6ヶ月など) に調整される変動金利付きの中期、または長期の債務証書である。その期間の金利は、通常は、以下の預金金利のいずれかに一定のスプレッドを上乗せした金利で固定される。

-ロンドンインターバンク引合いレート(LIBOR)、
-ロンドン市場取り手レート(LIBID)、または、
-ロンドン市場仲値レート(LIMEAN)(LIBORとLIBIDの平均)。
補足説明 変動利付債は、変動金利、固定金利、固定金利期間などの条件付きで、予め定められた一定金額で発行される譲渡可能な流通証券である。(対外債務: 定義、統計報道および方法論、世界銀行の対外債務統計に関わる国際ワーキング・グループ、IMF、BISの報告書OECD、パリ、1988年、用語集)。

また、FRNはその金利設定に、アメリカ合衆国政府短期証券(財務省短期証券)を使用することができる。利息の支払は、各利息期間の最終日に後払いされる。

FRNの変形としては次のようなものがある。

- ドロップ・ロック債、
- ミスマッチ変動利付債、
- ミニ・マックス変動利付債(カラー付き債)、
- キャップ付変動利付、
- フリップ・フロップ変動利付債、
- 金利転換可能FRN、
- 変動金利ノート(VRN)。
典拠 統合的資産運用投資調査ガイド、第2版、国際通貨基金、2002年、ワシントンDC 付録 VI: 証券の定義および説明
相互参照 金融統計