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日英統計用語集(2008年2月 (追加作成))   >  金融統計   >  総債務、一般政府 (マーストリヒト条約における定義) : GROSS DEBT, GENERAL GOVERNMENT (MAASTRICHT DEFINITION)
NO 3180
統計用語 総債務、一般政府 (マーストリヒト条約における定義) : GROSS DEBT, GENERAL GOVERNMENT (MAASTRICHT DEFINITION)
統計用語(英) GROSS DEBT, GENERAL GOVERNMENT (MAASTRICHT DEFINITION)
統計学上のテーマ 金融統計
定義 マーストリヒト条約に規定されている統合基準による一般政府総債務とは、ESA95に基づく通貨、短期証券および短期債、その他の短期ローン、およびその他の中期および長期のローンならびに債券などである。
補足説明 債務は、一般政府の中で統合計算される。政府に対して供与された貿易信用などの金融債務はこれに含まれない。債務額は、額面価値での評価とする。

インデックス・リンク債務は、インデックス関連で発生した年末までの元本増加額を調整した額面価格での評価とする。マーストリヒト条約基準での総債務の概念と、OECDのSNAでの一般政府・総金融債務のそれとには、次の二つの基本的な相違点がある。

その第一は、マーストリヒト基準による総債務には、SNAの用語でいう貿易信用と前払金は入らない。

その第二は、評価額の計算方法に違いがあり、マーストリヒトの定義では国債は名目価格で評価されるが、SNAルールでは市場価格か、あるいは発行価格プラス経過利息で評価される。
典拠 OECD経済予測: 資料と方法
相互参照 金融統計