詳細情報
NO | 3478 |
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統計用語 | 価格差別 : PRICE DISCRIMINATION |
統計用語(英) | PRICE DISCRIMINATION |
統計学上のテーマ |
金融統計 |
定義 |
価格差別は、市場の異なる区分にいる顧客が同じ物品あるいはサービスに、費用と関係のない理由から異なる価格を請求されるときに起きる。価格差別は、顧客が利益を上げてこの物品またはサービスを別の顧客に再販できなかった場合にのみ有効となる。 |
補足説明 |
価格差別は、異なる年齢層に、異なる地理的位置で、(居住用と業務用利用者の電気料金のように)異なるタイプの利用者に異なる価格を設定するような、多くの形を取ることができる。 副市場が確認され、区分化されていると、会社は需要に弾力性が少ない市場でより高い価格を設定することが利益になることを発見するといえる。これは、より高い合計産出の中で、競争重視効果を生むことができる。 価格差別は、また反競争的影響も持っている。例えば、支配的な会社が特定の市場で地域の活発な競争者を排除するために価格を下げるかもしれない。しかしながら、価格差別が実際に競争を規制する手段かどうかについては多くの議論がある。価格差別はまた規制産業にも関連がある。そこでは異なる期間に異なる価格を付ける(ピーク負荷価格付け)あるいは大量利用者に低価格を付ける(一括価格付け)のが普通である。 |
典拠 |
産業組織経済学および競争法の用語辞典、R.S.KhemaniおよびD.M.Shapiro編纂、OECD金融・財政・企業理事会より委任、1993年 |
相互参照 |
金融統計 |