詳細情報
NO | 3497 |
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統計用語 | 利益 : PROFIT |
統計用語(英) | PROFIT |
統計学上のテーマ |
金融統計 |
定義 |
経済理論では、利益は資本の正常収益を越えて稼いだ剰余である。利益は品物を生産する機会費用に対する合計収入の超過として現れる。したがって、会社が経済的利益ゼロであっても、正常あるいは競争的収益は稼いでいる。プラスの経済的利益は、したがって、会社が競争的基準より以上に稼いでいることを示している。 |
補足説明 |
経済的利益は会計上の利益とは異なる。会計では、利益は単に収入を得る明瞭な費用に対する収入の超過である。費用は機会費用として計算されず、正常な資本収益は含まれない。さらに、会計士は、国によって相違する異なるカテゴリーの利益を計上する。 競争政策目的のためには、問題はプラスの経済的利益が独占力の存在を示すかもしれない(しかし、必ずしもそうではない)ことである。しかしながら、経済的利益は観測し難く会計上の利益を使うしかない。プラスの会計上利益は正常または競争収益以外の何者をも反映しないかもしれない。 |
典拠 |
産業組織経済学および競争法の用語辞典、R.S.KhemaniおよびD.M.Shapiro編纂、OECD金融・財政・企業理事会より委任、1993年 |
相互参照 |
金融統計 |