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日英統計用語集(2008年2月 (追加作成))   >  金融統計   >  ストリップ債 : STRIPPED BOND
NO 3626
統計用語 ストリップ債 : STRIPPED BOND
統計用語(英) STRIPPED BOND
統計学上のテーマ 金融統計
定義 ストリップ債は、「ストリッパ」(通常は大量の債券を買う投資銀行)によって創出されたゼロク-ポン債の一つの形である。この銀行は、従来の債券あるいは手形のク-ポン支払いを取り去って、一連のゼロク-ポン債として元金資本合計をク-ポン支払いと元金支払いに再編成する。
補足説明 一連の満期限はク-ポン支払日と償還日に一致する。短期ストリップ債は、資産運用者に政府債または代用債として買われる。中期限のストリップ債は、投資家が利回り曲線は更にプラスになると信じた時に用いられる。このような証券はもとの債券より長い持続期間を持っているので(持続期間の定義は期間強化債券のグループを参照)、また、他人資本をてこにしているので、需要は長期限ストリップ債にもっとも多い。

ストリッピングは「公式」または「非公式」にできる。公式ストリップは基礎になる発行が発行者によってストリッピング転換可能に設定されており、ストリップ扱い人を指名している。非公式ストリップは発行者の許可なしに投資信託から発行される。後者の場合、所有の証拠は信託銀行が発行する証明の形である。この証明は元の発行者の本来の義務ではないので、非公式ストリップはより不確実な投資と見られている。投資信託(その仲介物)から来る債務不履行の危険がある。
典拠 金融用語データベース、イングランド銀行
相互参照 金融統計