管理番号:40020020200005
府省:総務省
提供状況
2020-07-08 | 匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 |
黎 雨西 白川 清美 |
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匿名データの提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 |
一橋大学大学院経済学研究科院生 一橋大学経済研究所非常勤研究員 |
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提供した匿名データに係る統計調査の名称 |
国勢調査 就業構造基本調査 社会生活基本調査 |
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匿名データの利用目的 | 国勢調査,就業構造基本調査,社会生活基本調査の匿名データを用いて「日本の就労率と管理職におけるジェンダーギャップ」を実施し、これまでの就労に関するジェンダーギャップ、女性の労働時間の調整やより長期就職を求める女性の特徴を明確して、今後の日本における女性の管理職率が欧米並みに増加するかを検証する実証分析を行う。 | |
備考 |
統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等
匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 |
黎 雨西 白川 清美 |
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提供した匿名データに係る統計調査の名称 |
国勢調査 就業構造基本調査 社会生活基本調査 |
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 | 日本の就労率と管理職におけるジェンダーギャップ |
作成した統計若しくは行った統計的研究の成果又はその概要 |
本研究の目的は、女性の生活の活動を中心に、個人的属性と家庭的属性の二つの要素から、女性の管理職率への影響を検討することである。 内閣府「女性の活躍推進に関する世論調査」(平成 26 年)によれば、女性の昇進意欲に障害になる要因は、仕事と家庭の両立が困難である、と考えられているからである。 本研究は申請した匿名データを用いて、女性の勤務時間と家事労働時間の取り組みを確認した。具体的には、女性は管理職であるかどうかを被説明変数とし、女性の個人属性を説明変数として、二項ロジステック回帰分析を行った。結果としては、管理職になりたい女性は、職場で長時間勤務をしたいが、仕事と家庭のジレンマに陥ることがあり、また、そのことで昇進意欲がなくなる恐れがあることが分かった。 妻の家事労働時間と仕事時間は常にトレードオフの関係にあると考えられる。 管理職になりたい女性に対して、家事労働時間の減少に取り組む必要がある。 |
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 | 国勢調査 平成17、22、27年 就業構造基本調査 平成19年 社会生活基本調査(調査票A・生活時間編) 平成18年 社会生活基本調査(調査票B・生活時間編) 平成18年 |
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 | 女性が管理職であるかどうかを被説明変数として、 女性の個人属性は説明変数として、 二項ロジステック回帰分析を行った。 |
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 |
・2020年度「統計関連学会連合大会」2020年9月9日・一橋大学令和2年度研究集会「匿名データ等促進ワークショップ」2020年11月28日 |
成果等
2020年度「統計関連学会連合大会」 | 日本の就労率と管理職率におけるジェンダーギャップ.pdf(1.8 MB) |