管理番号:40045020190005

府省:厚生労働省

提供状況

2019-11-28 匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 陳 鳳明
吉田 浩
匿名データの提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター 助教
東北大学大学院経済学研究科 教授
提供した匿名データに係る統計調査の名称 国民生活基礎調査
匿名データの利用目的 国民生活基礎調査の匿名データを用いて「生活習慣と認知症の発症に関する研究」を実施
備考 旧管理番号:41619005

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 陳 鳳明
吉田 浩
提供した匿名データに係る統計調査の名称 国民生活基礎調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 学術研究「生活習慣と認知症の発症に関する研究」
作成した統計若しくは行った統計的研究の成果又はその概要 認知症の発症は様々な症状が伴っている。本研究は物忘れ、睡眠不足とイライラするという3つの症状に注目し、平成25年『国民生活基礎調査』の大規模調査のデータを用いて、これらの認知症関連症状と各属性(健康意識や年金収入など)との関連を確認した。結果としては、単なる年金受給額よりも生活意識の悪化は認知症関連3症状の出現率が正の相関を持ちうること分かった。そして、これらの関連症状の中で、睡眠不足は人々の労働生産性にも強く関連していた結果が得られた。

・論文(名称:陳鳳明(2020)「平成25年『国民生活基礎調査』匿名データからみた認知症関連症状と各属性(基本集計結果)」(改訂版)https://www.econ.tohoku.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2021/03/terg422v3.pdf 陳鳳明, 岡庭英重(2021)「国民生活基礎調査の匿名データによる不眠症状が労働生産性に与える影響に関する実証研究」https://www.econ.tohoku.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2021/03/terg446.pdf)
・学会・研究会等で発表(名称:2020.9.13 生活経済学会第36回研究大会, 『国民生活基礎調査』の匿名データによる認知症の関連症状が労働生産性に与える影響に関する実証研究)
・その他(吉田浩、陳鳳明(2020)「年金収入と生活意識が高齢者の健康に及ぼす影響東北大学高齢経済社会研究センターニュースレター, No.44,pp.1-11. https://docs.google.com/document/d/1JBf2_8DdJ_HsyalHoZku0gmlt4Dg-IdrE9r59wEWrhM/edit#)
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 国民生活基礎調査 平成19、22、25年
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 1.認知症関連症状と各属性との関係に関しては、クロス集計を行った。
2.睡眠不足と労働生産性の関係に関しては、重回帰分析を用いた。特に睡眠不足の内生性問題を解決するにあたっては、操作変数法を利用した。
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 陳鳳明(2020)「平成25年『国民生活基礎調査』匿名データからみた認知症関連症状と各属性 (基本集計結果)」(改訂版),TERG Discussion Papers, No.422 掲載日 2020.9.7 / 陳鳳明, 岡庭英重(2021)「国民生活基礎調査の匿名データによる不眠症状が労働生産性に与える影響に関する実証研究」, TERG Discussion Papers, No.446. (英語版No.449) 掲載日2021.2