管理番号:10020020190047
府省:総務省
提供状況
2020-02-26 | 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
田中 鮎夢 |
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調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 |
青山学院大学経済学部准教授 |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
経済センサス‐基礎調査 経済センサス‐活動調査 |
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調査票情報の利用目的 | 文部科学省科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究課題『共同出資を考慮した企業の国際化の分析』の一環として、企業の国際化と賃金の関係について当該調査票情報を用いて分析するため | |
備考 | 旧管理番号:11119047 |
統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等
調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
田中 鮎夢 |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
経済センサス‐基礎調査 経済センサス‐活動調査 |
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 | 共同出資を考慮した企業の国際化の分析 |
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 | 日本における輸出企業、多国籍企業(MNE)、外資系企業の賃金が高いかどうかを、リンクされた雇用者-被雇用者データを用いて調査している。その結果、外資系と内資系のMNEの賃金が最も高く、多国籍ではない輸出企業の賃金が多国籍ではない非輸出企業の賃金より高いことがわかった。MNEが最も賃金が高く、輸出企業が純国産企業よりも高いという賃金の順序付けは、標準的な企業異質性モデルの生産性の順序付けと一致する。観測可能な工場や労働者の特性をコントロールした後でも、この賃金の順序付けは変わらない。さらに、外資系企業の残留賃金プレミアムは、多国籍でない輸出企業や国内資本のMNEよりもはるかに高いことを発見した。また、分位数回帰の結果、外国企業の残留賃金プレミアムは賃金分布の高分位で大きくなることが明らかになったが、国内所有の企業については同様の傾向は見いだせなかった。最後に、本研究では、女性労働者は男性労働者よりも外資系企業でより大きな賃金プレミアムを受け取っていることを明らかにした。 |
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 | (調査名・年次) 経済センサス‐基礎調査(平成21年、平成26年) (調査名・年次) 経済センサス‐活動調査(平成24年、平成28年) (地域) 全国 (統計的研究に利用した調査票情報) 外資比率、事業所規模、産業、都道府県、輸出比率 |
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 | 厚生労働省から別途利用許可を得た『賃金構造基本統計調査』から得た賃金、従業員数、性別、勤続年数、職種を接合し、従業員数、性別、勤続年数、職種の他に上記【統計的研究に利用した調査票情報】記載の変数をミンサー型賃金式(従属変数は賃金)の説明変数として加え、賃金の決定要因の分析を行っている。 |
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 |
成果等
IEEP
JJIE
日本における外資賃金プレミアム: 初任給の分析
【日本語概要】IEEP | 【日本語概要】IEEP.pdf(149.4 KB) |
【日本語概要】JJIE | 【日本語概要】JJIE.pdf(109.1 KB) |