管理番号:10045020210037

府省:厚生労働省

提供状況

2021-12-01 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 Gilmour Stuart
調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 聖路加国際大学公衆衛生大学院 生物統計学・生物情報科学 教授
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 人口動態調査
調査票情報の利用目的 厚生労働科学研究費補助金「オリンピック・パラリンピック・万博等の外国人の流入を伴うイベントの開催に伴う性感染症のまん延を防ぐための介入方法の確立と国際協力に関する研究(21HB1009)」の研究課題「HIV 関連政策立案に資する国際協力とエビデンス構築に関する研究」として、国内のHIV等性感染症の疫学指標を収集し、国連合同エイズ計画の世界的HIV疫学調査であるGlobal AIDS Monitoringで定義される各種指標と比較するなどして、日本におけるHIV疫学調査のあり方について検討する。
備考

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 Gilmour Stuart
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 人口動態調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 HIV 関連政策立案に資する国際協力とエビデンス構築に関する研究
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 単純比例代入法を用いて、国籍に関する情報が欠測した症例を日本人あるいは外国人の症例に割り当て、発生率推定のために外国人の症例を日本人の集団に比例する形で再割り当てを行った。1985年~2021年までのエイズ動向委員会モニタリングデータベースから、1)国籍に関する情報が欠測した症例の割合の推定、2)国籍に関する情報が欠測した症例の再割り当て、3)ローカルケースと海外から入国した症例数の推定をした。最後に、SPECTRUMの発症率、HIV感染者数の推定値を再計算した。1985年~2021年の日本人の症例と比較したローカルケースは、時間変化のトレンドについてはほぼ同じであるが、初期には最大で50%も多いことが推定された。この修正された値をSpectrumに取り込み、再計算を行ったところ、PLWHIVの数が約1割減った。
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 (調査名) 人口動態調査
(年次)  昭和50年~令和3年
(地域)  全国
(統計的研究に利用した調査票情報)死亡票
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 1.Trends in and epidemiology of AIDS mortality in Japan over the past 25 years 2.UNAIDS Global AIDS Monitoring Report 2022

成果等

科研費「オリンピック・パラリンピック・万博等の外国人の流入を伴うイベントの開催に伴う性感染症のまん延を防ぐための介入方法の確立と国際協力に関する研究(21HB1009)」報告書