管理番号:10045020220032
府省:厚生労働省
提供状況
2022-08-03 | 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
村上 義孝 |
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調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 |
東邦大学医学部社会医学講座医療統計学分野 教授 |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
医療施設調査 |
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調査票情報の利用目的 | 令和4年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業)による「今後の新興感染症の発生時に備えたサーベイランス戦略と枠組みの開発」の一環として、医療施設調査を利用し、感染症発生動向調査の統計学的評価と改善に関する研究を実施する。 | |
備考 |
統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等
調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
村上 義孝 |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
医療施設調査 |
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 | 今後の新興感染症の発生時に備えたサーベイランス戦略と枠組みの開発 |
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 |
定点配置の検討 ―2020年の医療施設数と外来患者延べ数およびその年次変化― 感染症発生動向調査におけるインフルエンザ、小児科、眼科、性感染症の定点種別ごとに、都道府県別、2020年の医療施設数と外来患者延べ数を示した。2017年と2020年の医療施設数の変化としては、2014年と2017年の変化と同様に小児科と産婦人科で減少傾向であった。2017年と2020年の施設あたり外来患者延べ数の変化としては、2014年と2017年の変化と比べて、小児科での低下が大きく、COVID-19による影響が大きいと考えられた。インフルエンザの対象医療施設において、2017年と2020年の継続医療施設では、両年の施設あたり外来患者延べ数の変化は全医療施設の変化と同様に小児科での低下が大きかったが、両年の外来患者延べ数の相関係数は、2014年と2017年の継続医療施設での相関係数とほぼ同程度に高かった。外来患者延べ数は、罹患数の推計では、層ごとの医療施設の報告患者数の相対的な重みとなる補助変量であることから、その補助変量としての適切性に対して、2017~2020年の変化が大きな悪影響とならないと考えられた。以上より、感染症発生動向調査システムにおいて、従来と同様に、罹患数推計の母数を2017年から2020年の医療施設数へ変更し、また、今後のCOVID-19の流行状況によるが、罹患数推計の補助変量を2017年から2020年の外来患者延べ数へ変更する方が適切であろう。 |
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 | (調査名) 医療施設調査(基幹統計調査) (年次) 平成29年、令和2年 (地域) 全国 (統計的研究に利用した調査票情報) 病院票、一般診療所票 |
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 | |
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 |
今後の新興感染症の発生時に備えたサーベイランス戦略と枠組みの開発 疫学的・統計学的なサ-ベイランスの評価と改善グル-プ 報告書 |