管理番号:10050020220010

府省:農林水産省

提供状況

2023-03-20 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 林 宇一
調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 宇都宮大学農学部 助教
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 農林業センサス
調査票情報の利用目的 戦後に造林した全国の森林は主伐期を迎えている。これに対応するように、現在は主伐が進み、2015 年及び 2020 年農林業センサスのいずれでも素材生産量は全国で約 2,000 万立米となっている。森林資源が充実し、伐採が盛んに行われる中、併せて国内の林業・森林政策はその構造を大きく変化させ、森林所有者が所有森林を自らの手で管理する形から、森林組合や林業会社などの林業事業体に素材生産や植林などの各作業を委託するようになってきている。委託先の林業事業体は、大型機械を導入して労働者を常雇いで雇用し、積極的に林業作業を受託するようになってきている。しかし、伐採は進む一方で再造林が遅れている。そこで、農林業センサスから、(1)林業作業の委託はどこでどのように進んでいるのか、(2)再造林はどのような林地で遅れ、どのような事業体が主に担っているのかを明らかにする。さらに、森林政策としては、森林経営管理制度・森林環境譲与税が導入され、市町村単位での林業政策がより重視されるようになり、市町村単位で林業動向を捉える意義も増している。この
ような中、(3)農林業センサスと国勢調査を市町村単位で集計し、林業が盛んな市町村が持つ特徴などを明らかにする。
備考