管理番号:40020020200007

府省:総務省

提供状況

2020-07-17 匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 呉 丹
臼井 恵美子
匿名データの提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 一橋大学大学院経済学研究科院生
一橋大学経済研究所 教授
提供した匿名データに係る統計調査の名称 就業構造基本調査
匿名データの利用目的 就業構造基本調査の匿名データを用いて「既婚女性の就業状況に関する研究」を実施し、既婚女性の労働供給の規定要因を明らかにするとともに、女性就業支援策について考察する。
備考

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 呉 丹
臼井 恵美子
提供した匿名データに係る統計調査の名称 就業構造基本調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 日本女性の労働供給の決定要因
作成した統計若しくは行った統計的研究の成果又はその概要 「就業構造基本調査」の匿名データなどを用いて,日本女性の就業分析を行ったところ、「ダグラス=有沢の法則」が検証された。学歴別に分析した結果,高学歴の女性は労働時間に対する市場賃金率の弾力性が低いが,高卒等の女性は市場賃金率に対してより弾力的である。次に,未婚女性の分析結果として,市場賃金率と労働供給の間には正の相関関係があるが,その影響はわずかである。世帯主の年間収入からの影響は統計的に有意ではないといえる。
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 就業構造基本調査 平成4、9、14、19年
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 匿名データを用いて、selected-correction methodology(セレクション修正方法)という分析手法で、まず女性の就業率と非労働収入の間の関係をプロビットモデルで推定し、その後、働く女性のサンプルに対して賃金関数の推定を行った。最後には賃金弾力性と非労働収入の弾力性を計算した。既婚女性と未婚女性をそれぞれ分析し、女性の就業と女性自身の賃金・非労働収入の関係(ダグラス=有沢の法則)を検証した。また、既婚女性を学歴別に分けて2つの弾力性の比較分析も試みた。
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 一橋大学大学院 修士論文「日本女性の労働供給の決定要因」
2021-01-19

成果等

「日本女性の労働供給の決定要因(要旨)」 日本女性の労働供給の決定要因(要旨).pdf(670.6 KB)