管理番号:40020020220008

府省:総務省

提供状況

2022-06-26 匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 渡辺 健太郎
匿名データの提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 立教大学社会情報教育研究センター・助教
提供した匿名データに係る統計調査の名称 就業構造基本調査
匿名データの利用目的 就業構造基本調査の匿名データを用いて「文化・経済的職業的地位指標の開発に関する研究」を実施し、親の文化的職業的地位と経済的職業的地位が格差生成にどのように関わっているのかについて実証分析を行い、格差是正政策における将来的な方向性を見出すことを目的とする。
備考 2023/6/20【所属等変更】
変更前:渡辺 健太郎(名古屋大学未来社会創造機構・特任助教)
変更後:渡辺 健太郎(立教大学社会情報教育研究センター・助教)

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 渡辺 健太郎
提供した匿名データに係る統計調査の名称 就業構造基本調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 文化・経済的職業的地位指標の開発に関する研究
作成した統計若しくは行った統計的研究の成果又はその概要 平成24年度および29年度の就業構造基本調査の匿名データにおける本人教育年数と本人所得をもとに、職業上の文化的地位スコアおよび経済的地位スコアを構築した。次に、これらのスコアを「2015年階層と社会意識全国調査」に外挿し、階層帰属意識および文化活動との関連について検討した。分析の結果、職業上の文化的地位スコアと経済的地位スコアには正の相関関係がみられた。また、いずれのスコアについても階層帰属意識とは正の相関を示すことが確認された。そして、文化活動に関しては、文化的地位スコアが正の効果を持つ一方で、経済的地位スコアは負の効果を持つことが確認された。以上の分析結果から、職業上の文化/経済的地位スコアは,単なる職業的地位の高さの指標というだけではなく、文化活動との関連において、それぞれが異なる特徴を持つ職業的地位スコアであることが示唆された。
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 就業構造基本調査 平成24年、29年
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 就業構造基本調査の職業ごとに、年齢カテゴリ別の本人教育年数と本人所得のZスコアを算出し、職業ごとにその平均値を求め、上記の手続きから得られた職業別の本人教育年数と本人所得の偏差値得点を算出した。
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 『社会と統計』11号
2025-02-28

成果等

日本における職業上の文化/経済的地位スコアとその特徴