管理番号:40020020220019
府省:総務省
提供状況
2022-10-31 | 匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 |
Santiago GARCIA 澁谷 遊野 関本 義秀 |
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匿名データの提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 |
東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻・修士課程 東京大学空間情報科学研究センター・准教授 東京大学空間情報科学研究センター・教授 |
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提供した匿名データに係る統計調査の名称 |
住宅・土地統計調査 全国家計構造調査(旧全国消費実態調査) |
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匿名データの利用目的 | 住宅・土地統計調査及び全国消費実態調査の匿名データを用いて「合成人口と人流データを用いた商店街活性化のための空間市場分析」を実施する。匿名データを用いて細かな地域レベルの人口と全体分布の合成人口をシミュレートした上で、人の流れなどの時空間的な特徴を考慮しながら、商店街の潜在消費者・消費額等の推計を行う。 | |
備考 |
統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等
匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 |
Santiago GARCIA 澁谷 遊野 関本 義秀 |
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提供した匿名データに係る統計調査の名称 |
住宅・土地統計調査 全国家計構造調査(旧全国消費実態調査) |
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 | Enhancing geospatial retail analysis by integrating synthetic human mobility simulations |
作成した統計若しくは行った統計的研究の成果又はその概要 | 住宅・土地統計調査及び全国消費実態調査の匿名データを用いて「合成人口と人流データを用いた商店街活性化のための空間市場分析」を実施した。匿名データを用いて詳細な地域レベルの人口と全体分布の合成人口をシミュレートした上で、人の流れなどの時空間特性を考慮しながら、商店街の潜在消費者・消費額、その他の要因を推定した。これらの推定値や商業連合会の公開データを使用して小売立地モデルを構築した。さらに、これらの推定値を使用して、新規商業開発プロジェクトの潜在的な商業的ジェントリフィケーション効果に関する予備的分析も実施した。人口移動シミュレーションにおける小売関連支出の潜在的な推定を行うため、匿名化されたミクロデータを使用して、合成人口の所得を割り当てた。所得の割り当てプロセスには、以下のステップが含まれる。まず、住宅・土地統計調査及び全国消費実態調査の匿名データを利用して、さまざまな家族構成の収入レベルを推定した。世帯主の年齢、世帯規模、所得分位、住宅の種類、住宅面積、住宅価格など、いくつかの世帯特性に基づくデータを集計して条件付き確率分布を作成した。また、別途、住宅の種類を割り当て、研究室で開発した既存の合成人口に対して毎月の家賃の推定値を割り当てた。最後に、合成された人口の各世帯について、その世帯の特定の属性に基づいて条件付き確率表をフィルタリングし、モンテカルロ・シミュレーションを適用して、妥当な収入値を選択した。このプロセスにより、都市レベルの世帯別年収数で決定係数(0.912)の高い、きわめて詳細な合成人口が得られた。 |
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 | 住宅・土地統計調査 平成25年 全国家計構造調査(旧全国消費実態調査) 平成26年 |
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 | 住宅・土地統計調査及び全国消費実態調査の匿名データを利用して、世帯主の年齢、世帯規模、所得分位、住宅の種類、住宅面積、住宅価格など、いくつかの世帯特性に基づくデータを集計し、条件付き確率分布を作成した。また、別途、住宅の種類を割り当て、研究室で開発した既存の合成人口に対して毎月の家賃の推定値を割り当てた。最後に、合成された人口の各世帯について、その世帯の特定の属性に基づいて条件付き確率表をフィルタリングし、モンテカルロ・シミュレーションを適用して、妥当な収入値を選択し、きわめて詳細な合成人口を得た。 |
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 |
Computers, Environment and Urban Systems Volume 108, 2024年3月 |
成果等
合成人口と人流データを用いた商店街活性化のための空間市場分析