管理番号:40020020230020

府省:総務省

提供状況

2023-11-08 匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 蓮見 日向
羅 一等
匿名データの提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 国際基督教大学教養学部・学部生
国際基督教大学教養学部・客員准教授
提供した匿名データに係る統計調査の名称 社会生活基本調査
匿名データの利用目的 社会生活基本調査の匿名データを用いて「令和5年度国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科「卒業研究」」を行う。
本講義では、研究・調査を取りまとめ卒業論文を作成するため、個々の学生の希望する研究テーマに基づき、公的統計の匿名データを用いて統計データに関する処理・加工の方法を学習することによって、現代社会が直面する諸問題に対して、統計データによる実証分析を行う能力を磨くことである。
備考

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 蓮見 日向
羅 一等
提供した匿名データに係る統計調査の名称 社会生活基本調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 余暇の階層性――社会調査を用いた生活時間制約と活動頻度の分析
作成した統計若しくは行った統計的研究の成果又はその概要 現代の余暇の階層性を求めるため、生活時間に関連する変数と社会的属性に関連する変数を用いた重回帰モデルを複数作成した。結果として、①社会経済階層②ジェンダーと余暇の関連について知見が得られた。①労働時間を統制すると、高階層であるほど土曜日、日曜日の余暇時間が長い。また、低階層では、余暇時間が短いものの、睡眠時間が高階層に対して有意に長くなる傾向があった。以上から余暇に寄与する週休二日制の普及には、階層性があることが示唆される。②女性は、有償無償労働の合計である家計生産時間が男性と比べて長く、余暇時間、睡眠時間がどちらも阻害されている。家計生産時間は平日だけでなく、日曜日を中心とする休日で有意に長い。一方で、自由時間行動変数の多様性については男性よりも有意に大きかったため、女性の余暇は限られた時間の中での「やりくり」となっていることが示唆された。
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 社会生活基本調査(調査票A・生活時間編) 平成28年
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 生活時間に関連する変数と社会的属性に関連する変数を用いた重回帰分析
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 国際基督教大学教授会提出学士論文「余暇の階層性――社会調査を用いた生活時間制約と活動頻度の分析」
2024-07-09

成果等

余暇の階層性-社会調査を用いた生活時間制約と活動頻度の分析