管理番号:40020020230023

府省:総務省

提供状況

2024-01-19 匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 眞鍋 倫子
匿名データの提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 中央大学文学部・教授
提供した匿名データに係る統計調査の名称 就業構造基本調査
匿名データの利用目的 就業構造基本調査の匿名データを用いて「職業教育の効果のジェンダー差と労働市場の制度的背景に関する研究」を行う。本研究では、教育と職業的な地位の年齢による違いに着する。特に女性について、年齢層を分けて収入や職業的な地位と教育の関係についての分析を行うことで、女性のライフコースにおける就業状態の変化が職業教育と職業的地位達成の関係にどのように影響しているかについて分析する。
備考

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 眞鍋 倫子
提供した匿名データに係る統計調査の名称 就業構造基本調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 女性のライフコースと高等教育の関連―四年制大学・短期大学・専門学校の比較―
作成した統計若しくは行った統計的研究の成果又はその概要  匿名データを用いて、専門学校を卒業した者が、実際に正規雇用に就きやすいと言った傾向があるのかについて検討した。特に2007年から2017年の10年間で、その傾向が変化しているかどうかの確認および、就業および雇用形態の規定要因の変化も明らかにした。
 女性の専門学校卒が、他学歴に比べて正規雇用に就きやすい傾向は2017年には見られなくなっており、時代の変化とともに、その効果についても変化していることが示された。また、正規雇用率は職業による影響が大きいことも示された。ただし、専門学校卒業者の高い就業率は維持されており、専門学校卒の女性が就業する傾向は維持されている。結婚後の就業や家族の状況についても確認を行ったうえで、就業率や正規雇用率との関連を明らかにした。
 さらに、就業の有無および就業者内の雇用形態について、学歴および配偶者の有無との関連を検討した。女性の専門学校卒業者の正規雇用との結びつきは、職業をコントロールすると消えるが、就業の有無では消えず、専門学校卒業の女性が非正規でも働き続ける傾向があることが示された。
 また、複数年の調査データから疑似的に出生コーホートを作成して、女性の高等教育卒業者について就業および正規雇用の規定要因を確認したところ、四年制大学の有利は揺るがないが、短期高等教育については、短期大学では高卒に近くなっており、専門学校についても、2007年から2017年にかけてその効果が薄まっている可能性を指摘した。
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 就業構造基本調査  H19, H24, H29
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 専門学校卒業者が他の学歴層と比べて正規雇用率が高い傾向が続いているのか、については、クロス集計を用いた。
 就業の有無および正規雇用/非正規雇用の規定要因の分析については、ロジスティック回帰分析を用いた。
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 中央大学社会科学研究所年報29号
2025-09-30

成果等

女性のライフコースと高等教育の関連―四年制大学・短期大学・専門学校の比較―