管理番号:40020020240003
府省:総務省
提供状況
| 2024-06-01 | 匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 |
今宿 裕 |
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| 匿名データの提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 |
作新学院大学経営学部・准教授 |
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| 提供した匿名データに係る統計調査の名称 |
社会生活基本調査 |
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| 匿名データの利用目的 | 社会生活基本調査の匿名データを用いて「シングルマザーの運動・スポーツ実施状況に関する研究」を行う。本研究では、シングルマザーの有償労働や無償労働以外の時間である余暇時間における活動に着目する。特に運動・スポーツ活動に焦点を当て、運動やスポーツを実施した時間や実施種目等を分析し、他の世帯構成で生活する女性との比較からシングルマザーの特徴を明らかにする。 | |
| 備考 |
統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等
| 匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 |
今宿 裕 |
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| 提供した匿名データに係る統計調査の名称 |
社会生活基本調査 |
| 統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 | 母子世帯の母親の運動・スポーツ実施状況の特徴 |
| 作成した統計若しくは行った統計的研究の成果又はその概要 |
匿名データを用いて、母子世帯の母親の運動・スポーツの実施状況について、他の世帯種別の母親と比較することによってその特徴を明らかにした。その主な知見は以下の通りである。 第1に、独立母子世帯の母親においては、1年間の運動・スポーツの実施の有無について、ふたり親世帯の母親と違いは認められなかった。また、いくつかの種目でふたり親世帯の母親より実施頻度が高いものが確認されたが、個人で実施可能な種目を選好する傾向が示唆された。 第2に、同居母子世帯の母親については、1年間の運動・スポーツの実施の有無は、ふたり親世帯の母親よりも実施しない傾向にあった。ただし、実施頻度では、種目によっては同居母子世帯の母親の方が高い頻度で実施しているものもあった。また、独立母子世帯の母親と同様に、個人で実施できる種目を選好する傾向が認められた。 第3に、独立母子世帯の母親と同居母子世帯の母親では運動・スポーツの実施傾向に相違が認められたため、それぞれに特有の促進要因や阻害要因が存在する可能性があり、今後の検討課題である。 |
| 上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 | 社会生活基本調査(調査票A・生活時間編)平成28年 社会生活基本調査(調査票A・生活行動編)平成28年 |
| 上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 | 匿名データを用いて、母子世帯の母親の運動・スポーツの実施状況について、他の世帯種別の母親と比較することによってその特徴を明らかにした。1年間の運動・スポーツの有無に関する分析では、2項ロジスティック回帰分析を行った。種目別の実施頻度に関する分析では、順序ロジスティック回帰分析を行った。また、生活時間のデータを用いた分析では、運動・スポーツの実施についてクロス集計を行い、実施した平均時間の比較では一元配置分散分析を行った。 |
| 学術雑誌等の名称及び掲載年月日 |
作大論集(第21号) 2025-08-29 |