管理番号:40020020250009

府省:総務省

提供状況

2025-09-09 匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 平井 太規
匿名データの提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 久留米大学文学部情報社会学科・准教授
提供した匿名データに係る統計調査の名称 社会生活基本調査
匿名データの利用目的 社会生活基本調査の匿名データを用いて「コロナ・パンデミック期の余暇時間と家事・育児時間」を行う。コロナ・パンデミック期前後における余暇および家事・育児時間の時系列推移とコロナ・パンデミック期における余暇時間、家事・育児時間の規定要因分析の2点を中心に分析を行い、コロナ・パンデミック期においてそれまでの余暇や家事・育児動向がどのように変容したのか/していないのかについて実態の内実を明らかにする。
備考

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

匿名データの提供を受けた者の氏名又は名称 平井 太規
提供した匿名データに係る統計調査の名称 社会生活基本調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 夫によるテレワークの利用と無償労働時間-2021年「社会生活基本調査」政府統計匿名データの分析でみるコロナ禍の動向-
作成した統計若しくは行った統計的研究の成果又はその概要  本研究では、「社会生活基本調査」(2016年、2021年・調査票B)の匿名データを用いた二次分析によって、夫による家事・育児時間が妻の時間的余裕(本研究ではその指標として余暇と睡眠の合計時間を用いた)に与える影響を、重回帰分析および分位点回帰分析によって明らかにした。分析結果による主な知見は以下の通りである。2016年においては夫による主行動の育児時間がマイナスに有意であり、妻が時間的余裕を相応以上に確保できている層ほどその傾向が顕著であるが、2021年でそのような傾向はみられなかった。また、いずれの調査年においても、時間的余裕の確保がない層においては同時行動による夫の家事・育児時間が妻の時間的余裕の確保に寄与する実態も部分的に確認された。
また、2021年調査の匿名データに対象を限定して実施した二次分析によって、夫によるテレワークの利用が本人の無償労働時間(概ね家事・育児時間)にどのように影響しているかを検証した。はじめに、テレワークを利用していない場合よりもテレワークを利用している夫の方が無償労働時間は長い傾向にあった。その中でも、全宅で労働時間の全時間をテレワークで行っている層ほど無償労働時間は長い。次に、無償労働時間を従属変数にトービットモデルによる回帰分析を行ったところ、テレワークを在宅で利用している場合には有意にプラスであった。すなわち、一部時間帯、全時間帯に関わらず在宅でのテレワークは無償労働時間にプラスに寄与するがその効果はテレワークを在宅で全時間帯利用している方がより高かった。
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 社会生活基本調査(調査票B・生活時間編) 平成28年、令和3年
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項  家事および育児時間、テレワークの有無およびその詳細などの変数を使用し、更に統制変数として最終学歴や年齢などを投入した上で、トービットモデルによる回帰分析を行った。
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 日本統計協会『統計』 令和8年8月

成果等

日本統計協会『統計』 月刊誌『統計』2026年8月号「特集」.pdf(650.9 KB)