管理番号:10020020190040

府省:総務省

提供状況

2020-01-22 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 樋口 美雄
大野 由香子
山本 勲
調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 慶応義塾大学商学研究科 特任教授
慶應義塾大学商学部教授
慶應義塾大学商学部教授
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 就業構造基本調査
調査票情報の利用目的 文部科学省科学研究費補助事業(科学研究費補助金(特別推進研究))「長寿社会における世代間移転と経済格差」における、経済格差の研究の一環として、「賃金格差と労働市場における買い手独占」について統計分析を行い、賃金格差の要因を探るため。
備考 旧管理番号:11119040

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 樋口 美雄
大野 由香子
山本 勲
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 就業構造基本調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 長寿社会における世代間移転と経済格差: パネルデータによる政策評価分析
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要  日本の女性の地域労働市場において、就業先における賃金以外の非金銭的属性に対する選好が多様性なほど、異質性をもつ企業が賃金を低く抑える可能性について統計分析を進めた。非金銭的属性として特に通勤時間に注目し、まず日本家計パネル調査を用い、通勤や就労時間などによって決定する余暇時間と余暇の満足度の関係を個人属性を考慮して分析した。
 この分析結果をもとに就業構造基本調査における個人の潜在的な通勤場所ごとの余暇満足度の低下の度合いと、その分散指標を各地域労働市場ごとに作成した。この指標と女性賃金との関係の分析を実施し、フルタイム・低スキルの女性の賃金に関しては、地域労働市場において、女性の通勤による余暇満足度の低下度合いのばらつきが大きいほど、女性の賃金が低く抑えられている可能性がある、といった途中結果が得られている。
 なお、より頑健な分析結果を確認するため、本件終了手続の後、研究の継続を目的とした新規申出を行う予定である。今後、分析結果を精査すると共に更なる分析を行い、論文の公表を目指す。
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 就業構造基本調査(平成24年、平成29年)における男女の別、勤め先の経営組織等
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項
学術雑誌等の名称及び掲載年月日