管理番号:10020020190051

府省:総務省

提供状況

2019-08-20 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 椿 広計
久保田 貴文
岡本 基
岡 檀
調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 統計数理研究所 所長
多摩大学経営情報学部 准教授
統計数理研究所 主任URA/特任准教授
統計数理研究所 特任准教授
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 社会生活基本調査
調査票情報の利用目的 厚生労働行政推進調査事業費補助金「地域の実情に応じた自殺対策推進のための包括的支援モデルの構築と展開方策に関する研究」の一環として、国民の社会生活様式が自殺リスクに与える影響を明らかにするために、市区町村情報が含まれている社会生活基本調査ミクロデータを用いて、介護時間、睡眠時間、種々の行動を1名で行っている時間、余暇・運動などを十分行っているかについて二次医療圏別ないしは市区町村単位で集計し、これを市区町村別自殺プロファイル統計と連結し、自殺リスクの探索的要因解析を行う。
備考 旧管理番号:13019002

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 椿 広計
久保田 貴文
岡本 基
岡 檀
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 社会生活基本調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 社会生活基本調査ミクロデータを利用した介護高負担要因の探索的解析
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要  本研究では、厚生労働省国民生活基礎調査匿名化データによる先行研究において、自殺リスク増大要因として摘出されていた高介護負担について、社会生活基本調査の介護時間を従属変数とし、個人属性、自治体のマクロ経済変数を独立変数とした探索的分析を統計的機械学習手法である回帰樹を用い、高介護負担の要因候補の発見を試みた。1741市区町村別の生活時間情報の基本集計を実施し、自治体当たりの抽出標本10以上の1501自治体について、オンサイト環境外への持出が可能となり、自治体の自殺リスク要因データの一部とすることができた。また、統計的機械学習手法による分析で、自治体のマクロ統計変数だけでなく、県による介護負担の差があるという仮説が浮き彫りになった。
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 (調査名) 社会生活基本調査
(年次)  平成23年、28年
(地域)  全国
(統計的研究に利用した調査票情報) -
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 1) 生活時間13変数の地域別集計を行った。集計は単純集計であり、乗率は使っていない。
2) 生活時間変数と年齢並びにその交互作用項を説明変数都市、市区町村自殺死亡率が姓になるか否かのロジスティック回帰分析をAICによるモデル選択を用いて実施した。
3) 自殺死亡率自体を目的変数とする同様なロジスティック回帰分析をAICによるモデル選択を用いて実施した。
4) 介護時間を目的変数、就業状態、家計収入、性、年齢、世帯主との続柄、結婚状態、労働時間、学業時間、通勤・通学時間,外部介護支援状況,介護休暇日か否かの識別情報,介護が必要な者の年齢,自宅介護か否か、調査世帯が含まれる都道府県情報並びに自治体の人口統計学的属性、財政状況、医療施設状況を説明変数とした樹形モデル当てはめを実施した。
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 統計数理研究所公募型共同利用研究集会
https://www.nstac.go.jp/sys/files/static/services/pdf/191115_3-2.pdf
2019-11-15

成果等

厚生労働行政推進調査事業費補助金 掲載年月日:令和2年10月21日
厚生労働行政推進調査事業費補助金 掲載年月日:令和2年10月21日

社会生活基本調査ミクロデータを利用した介護高負担要因の探索的解析 02_2_公表資料_統計数理研究所公募型共同利用研究集.pdf(1.3 MB)