管理番号:10020020220002

府省:総務省

提供状況

2022-05-24 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 宮脇 敦士
調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 東京大学大学院医学系研究科 ヘルスサービスリサーチ講座 特任講師
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 国勢調査
調査票情報の利用目的 国勢調査の調査票情報を用いて、「適切な医師リソース配分に資するための、医師のワークライフバランスについての研究」を実施し、医師を対象として、医師の働き方の配偶者や子などの家庭状況との関係について、回帰分析を用いて定量的に分析することを目的とする。
備考 2023/8/9【所属等変更】
変更前:東京大学大学院医学系研究科 公衆衛生学教室 助教
変更後:東京大学大学院医学系研究科ヘルスサービスリサーチ講座 特任講師

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 宮脇 敦士
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 国勢調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 Full-timeWork Rates of Physicians With Physician Spouses vs Nonphysician Spouses in Japan
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 【方法】
2005-2015 年国勢調査の抽出詳細集計標本を用い、25–50 歳の医師を分析した。医師は自己申告した職業で同定した。主説明変数は、配偶者の職業(医師vs 非医師)であった。アウトカムは医師がフルタイム勤務しているかどうかであった。「9 月24 日から30 日までの1 週間に仕事をしましたか」という質問に「主に仕事」と回答した医師をフルタイム勤務と定義した。配偶者の職業(医師 vs 非医師)と医師のフルタイム勤務の関連を修正ポワソン回帰分析を用いて分析した。医師本人の年齢・配偶者の年齢・最年少の子供の年齢・子供の数・都市在住かどうか・都道府県・調査年を交絡因子として調整し、調整後のフルタイム勤務率を算出した。

【結果】
25321人の結婚している医師が分析対象となった。そのうち20858人(82.4%,平均年齢40.8歳)が男性、4463人(17.6%, 平均年齢37.9歳)が女性であった。医師カップルは3074組で、結婚相手が医師である割合は男性医師で約15%(3074/20858)である一方、女性医師では69%(3074/4463)であった。男性医師のほとんど全員が配偶者の職業に関わらずフルタイム勤務を行っていた。一方、女性医師は配偶者の職業が非医師の場合、医師である場合に比べ、フルタイム勤務率が高かった(76.3% vs 68.1%; 調整後比率 1.12; P<0.001)。

【結論】
日本の女性医師には医師との結婚が多かった。医師との結婚が、男性医師の働き方にはほとんど影響しない一方で、女性医師の低いフルタイム勤務率と関連していた。
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 (調査名) 国勢調査
(年次)  平成12年~令和2年
(地域)  全国
(統計的研究に利用した調査票情報) -
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 修正ポワソン回帰分析
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 JAMA Network Open 掲載時期:令和4年11月

成果等

成果のタイトルは上記のとおり(研究論文.pdf) 研究論文.pdf(136.2 KB)