管理番号:10020020220004
府省:総務省
提供状況
2022-05-31 | 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
東 尚弘 榊原 直喜 藤下 真奈美 南 和宏 |
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調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 |
国立がん研究センターがん対策研究所がん登録センター・センター長 国立がん研究センターがん対策研究所 がん登録センター全国がん登録分析室・研究員 国立がん研究センターがん対策研究所 がん登録センター全国がん登録分析室・研究員 統計数理研究所 データ科学研究系 教授 |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
国勢調査 |
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調査票情報の利用目的 | 厚生労働省による令和3年度厚生労働科学研究費補助金の採択研究課題「全国がん登録の円滑な運用のための検証に関する研究」の一環として、全国がん登録情報の提供における安全性や外部からの攻撃・脅威に対するリスクの評価に資する地域別の年齢構成の統計を作成するため | |
備考 |
統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等
調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
東 尚弘 榊原 直喜 藤下 真奈美 南 和宏 |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
国勢調査 |
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 | 全国がん登録の円滑な運用のための検証に関する研究 |
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 | 厚生労働科学研究費補助金研究事業「全国がん登録の円滑な運用のための検証に関する研究」の一環として、全国がん登録情報のうち、患者の地理情報が提供される際の安全性について検討するため、調査票情報より全国(母集団)の市町村の年齢/性別構成を確認し、全国がん登録情報におけるがん患者の同条件の構成を母集団と比較検討した。結果、どの年齢階級(5歳階級別)においても、がん患者が1人となる市町村が存在した。特に、20歳未満と100歳以上の場合、当該年齢階級のがん患者が居住する市町村のうち半数以上の市町村において、がん患者が1人となった。さらに男女別でみると、これらの傾向はさらに強まった。年齢構成を10歳階級に条件を変えて同様の集計を行った場合でも、当該年齢階級において、がん患者が1人となる市町村の割合は2割程度減るものの、同様の傾向を示した。以上より、患者の地理情報を提供する場合、年齢を5歳階級別に加工して提供したとしても、市町村に当該年齢階級のがん患者が1人となるケースが多く存在するため、個人識別リスクが高い状態であることが示唆された。また、通常、性別も同時に提供されることが多く、性別が特定可能な場合は、さらに個人識別リスクが高まる。年齢を10歳階級に加工した場合でも、個人識別性が低くなるとは言い切れず、患者の地理情報が提供される際には、個人識別リスクについて十分検討が必要である。 |
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 | (調査名)国勢調査 (年次)平成27年、令和2年 (地域)全国 (統計的研究に利用した調査票情報)出生の年月(年齢)、男女の別、住所コード |
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 | 全国がん登録情報の提供における安全性やリスクの評価に資する地域別がん患者(以降、患者)の年齢構成の統計を作成するため、母集団となる全国の地域(市区町村及び町字)毎の人口を各歳、5歳階級、10歳階級別に集計した(男女計及び男女別)。同様のことを別途利用申請し提供を受けた全国がん登録情報でも行った。母集団と比較検討を行い、地域別の患者数や割合、各地域各年齢層毎の患者数、各地域各年齢層で患者が1人となる地域数やその割合等を算出した。 |
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 |
成果等
【成果物1】研究成果申告書(がん対策推進総合研究事業).pdf(1.3 MB) |