管理番号:10020020240026
府省:総務省
提供状況
2024-09-12 | 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
田中 隆一 白 羽 李 嚴筠 Liu Xinyan |
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調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 |
東京大学社会科学研究所 教授 東北大学経済学部・大学院経済学研究科 講師 東北大学経済学部・大学院経済学研究科 講師 東京大学社会科学研究所 特任研究員 |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
社会生活基本調査 |
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調査票情報の利用目的 | 文部科学省及び独立行政法人日本学術振興会による「科学研究費助成事業(科学研究費補助金)」基盤研究S「人口減少下の初等中等教育:政府個票と自治体行政データを活用した補完的実証分析」課題番号:20H05629の研究の一部として、義務教育の教育内容の基準を定めている学習指導要領の変更に伴う指導内容および授業時間数の変更が、メンタルヘルスや学習時間に対して与えた影響を分析する。社会生活基本調査を利用し、授業時間数および内容の減少に伴い、学校内外での学習時間や生活時間の使い方に変化が生じたかを統計的に分析することにより、指導要領変更の影響を理解するための基礎資料を得る。 | |
備考 |
統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等
調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
田中 隆一 白 羽 李 嚴筠 Liu Xinyan |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
社会生活基本調査 |
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 | 学習指導要領変更が児童生徒の生活に与えた影響に関する研究 |
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 | 本研究は、ゆとり教育政策が児童のメンタルヘルスに与える影響について検証した。差の差推定戦略を活用し、2002年の日本のゆとり教育改革によってもたらされた外生的なショックを利用し、授業時間の減少が児童生徒のメンタルヘルスに与えた影響を評価した。分析の結果、ゆとり教育をより長く受けた人々は短期的にはメンタルヘルスが改善する傾向にあることが示された。また、これらの潜在的なメカニズムについても探求し、学習時間の減少と余暇活動の増加がメンタルヘルスの改善に寄与していることが示唆された。ただし、その効果は一時的なものであり、ゆとり教育政策は児童生徒のメンタルヘルスを改善できるものの、その効果は長期的には持続しない可能性が示唆された。 |
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 | (調査名) 社会生活基本調査 (年次)昭和51年、56年、61年、平成3年、8年、13年、18年、23年、28年、令和3年 (地域)全国 (統計的研究に利用した調査票情報)調査票A及びB |
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 | 特になし |
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 |