管理番号:10045020200042
府省:厚生労働省
提供状況
2020-10-06 | 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
公益財団法人放射線影響研究所 |
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調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
人口動態調査 |
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調査票情報の利用目的 | 公益財団法人放射線影響研究所で行っている「被爆者の死亡調査」、「被爆者の子の死亡調査」及び「被爆者及びその子の腫瘍発生の疫学的調査」において、原子爆弾被爆者(以下胎内被爆者を含む)及びその子で死亡した者について、死亡時期や死亡原因及びがん罹患等に関して統計的集計・解析を行い、放射線と特定の疾患による死亡との関連性及び放射線が及ぼす影響について明らかにするための基礎資料を得る。 | |
備考 |
統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等
調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
公益財団法人放射線影響研究所 |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
人口動態調査 |
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 | 人口動態調査(基幹統計調査) 死亡票、死亡個票 平成29年~令和2年 |
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 |
原爆被爆者の寿命調査における全固形がんの死亡と罹患の線量反応の比較:1958-2009 過去の解析では、線量反応は一貫して線形の関係が示されていました。その後に発表された、放影研の2つの研究報告では、いくつかの解析において線量反応は上向きの曲線を示しましたが、これまでみられなかった非線形の曲線反応が現れた理由についてはよく分かっていませんでした。今回の解析では、全固形がんの罹患率については、統計学的に有意な上向きの線量反応曲線は、男性にはみられたものの、女性にはみられませんでした。また、死亡率については、男性ではおおよそ有意な、女性では有意な上向きの曲線がみられました。その他、追跡期間および被爆時年齢別の罹患率、死亡率をみると、被爆時年齢が 0 から 19 歳の集団において、男性では両方の追跡期間で、女性では 1988-2009 年の追跡期間で、それぞれ上向きの曲線が示唆されました。この解析から、過去の論文でみられた上向きの曲線状の線量反応は、男性に特有のものではなく、がんの発生部位や、被爆時年齢または被爆後の時間経過に依存すると考えられました。 |
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 | 人口動態調査(基幹統計調査) 死亡票、死亡個票 平成29年~令和2年 |
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 | |
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 |
・学会誌等に掲載(名称:Radiation Research https://doi.org/10.1667/RADE-21-00059.1) |