管理番号:10045020200079
府省:厚生労働省
提供状況
2020-06-11 | 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
田宮 菜奈子 |
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調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 |
筑波大学医学医療系ヘルスサービスリサーチ研究室 教授 |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
国民生活基礎調査 |
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調査票情報の利用目的 | 厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業)「歯科口腔保健の新たな評価方法・評価指標の開発のための調査研究~我が国の歯科健康格差縮小へのヘルスサービスリサーチ~」の一環として、国民生活基礎調査を利用し、歯科の健康格差についての基礎資料を得る。 歯科の健康格差については歯科口腔保健の推進に関する基本的事項の中間報告において、地域間・社会経済学的要因による存在が指摘され健康日本21(第二次)の理念実現に向けその縮小が求められている。この実現にはまず現実社会での国民の歯科健康の実態把握としての広範なデータ分析収集が必要である。 |
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備考 | ※利用者多数のため、備考欄に利用者を記載 利用者の氏名 所属 職名 森 隆浩 筑波大学 准教授 岩上 将夫 筑波大学 助教 杉山 雄大 筑波大学 准教授 金 雪瑩 筑波大学 助教 石丸 美穂 筑波大学 助教 柏木 公一 国立看護大学校 准教授 御子柴 正光 筑波大学 研究員 平 健人 筑波大学 博士課程 渡邊 多永子 筑波大学 客員研究員 財津 崇 東京医科歯科大学 助教 相田 潤 東京医科歯科大学 教授 斉藤 智也 東京医科歯科大学 博士課程 井上 裕子 東京医科歯科大学 博士課程 安達 奈穂子 東京医科歯科大学 助教 大城 暁子 東京医科歯科大学 助教 木野 志保 東京大学 特別研究員 大野 幸子 東京大学 特任講師 高橋 秀人 国立保健医療科学院 統括研究官 安藤 雄一 国立保健医療科学院 主任研究官 |
統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等
調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
田宮 菜奈子 |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
国民生活基礎調査 |
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 | 「歯科口腔保健の新たな評価方法・評価指標の開発のための調査研究~我が国の歯科健康格差縮小へのヘルスサービスリサーチ~」 |
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 | 「国民生活基礎調査」の分析から,男性の家族介護者には満たされない歯科医療ニーズ(unmet dental needs)が存在する可能性が示唆された。就労者ではその約半数に満たされない歯科医療ニーズが存在していたが,就労状況との関連はみられなかった。「NDBオープンデータ」「国民生活基礎調査公表データ」の分析から、歯科疾患有訴者と歯科外来受診には有意な地域相関が認められた。歯や歯肉に症状のある者は、投薬及び, う蝕治療・歯周病治療の初期治療を受けている実態が窺えた。他方で, 口腔機能障害に至った者に対する咬合回復治療には課題がある可能性が考えられた。歯科医療受療の全国地域差の経年変化は,歯科受診では,外来受診の地域差に大きな変化が認められない一方で,訪問歯科診療では地域差に減少傾向が窺えた。治療内容では,う蝕治療,歯周病治療,補綴治療では地域差に一定した経年の変化はみられなかったが,抜歯治療において経年の増加傾向がみられた。 |
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 | (調査名) 国民生活基礎調査 (年次) 平成28年 (地域) 全国 (統計的研究に利用した調査票情報) 歯科疾患の自覚症状、通院、介護者、年齢、性別、配偶者、労働時間、学歴、世帯支出、主観的健康観 |
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 | 歯科症状を有する参加者を対象とした。主要アウトカムは満たされない歯科医療ニーズであり,歯科医院に通院していないと定義した。関心のある曝露変数は,要介護の家族の介護者であることであった。年齢,性別,配偶者の有無,週当たりの労働時間,学歴,1ヶ月当たりの世帯支出,主観的健康観を調整し,ロジスティック回帰分析を行った。また,性別による層別分析も行った。 |
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 |
厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業)総括研究報告書 https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/156541 |