管理番号:10045020210052

府省:厚生労働省

提供状況

2022-01-14 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 阿江 竜介
中村 好一
小佐見 光樹
調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門 講師
自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門 教授
自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門 助教
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 人口動態調査
調査票情報の利用目的 厚生労働行政推進調査事業費補助金(難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業))「プリオン病のサーベイランスと感染予防に関する調査研究」の一環として、人口動態調査の死亡票を利用し、プリオン病と進行性多巣性白質脳症の死亡動向を正確に把握するための基礎資料を得る。
備考

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 阿江 竜介
中村 好一
小佐見 光樹
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 人口動態調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 人口動態調査の結果を用いたプリオン病及び進行性多巣性白質脳症の死亡動向
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 1979年から2020年の人口動態調査の死亡個票の集計結果から、本邦のプリオン病・進行性多巣性白質脳症による死亡の動向を明らかにした。プリオン病とPMLの死亡者数は年次を経るごとに増加しており、死亡年齢は上昇傾向にある。プリオン病では女性の死亡率が男性より高かった。またプリオン病の死亡率には地域差が認められた。
 プリオン病に関しては「プリオン病のサーベイランスと感染予防に関する調査研究」のサーベイランス結果との比較が可能だが、同様の増加傾向を認めている。また近年ではサーベイランス結果によるプリオン病患者数は人口動態調査の結果によるプリオン病死亡者数と概ね同数で推移しており、本邦のプリオン病サーベイランスシステムの捕捉率が十分に高いことを示唆している。進行性多巣性白質脳症についても2018年よりサーベイランスシステムが稼働しており、データが蓄積すれば人口動態調査の結果との比較が可能になると予想される。
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 (調査名) 人口動態調査
(年次)  昭和54年から令和2年
(地域)  全国
(統計的研究に利用した調査票情報)死亡票
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 プリオン病と進行性多巣性白質脳症について、死亡者数の推移、死亡年齢の平均値の推移を観察した。プリオン病については、性別の死亡率の推移、都道府県別の死亡率も観察した。死亡率の計算には2015年(平成27年)国勢調査の結果を用いた。進行性多巣性白質脳症については、死亡者数が少ないため、死亡率の観察は行っていない。
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 ・その他[自治医科大学公衆衛生学部門ホームページ
https://www.jichi.ac.jp/dph/