管理番号:10045020210086
府省:厚生労働省
提供状況
2022-02-14 | 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
伊藤 ゆり |
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調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 |
大阪医科薬科大学研究支援センター医療統計室 准教授 |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
人口動態調査 |
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調査票情報の利用目的 | 科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(B)「日本人におけるがんの修正不可能-non-modifiable-な要因の寄与度」の一環として、がん罹患・死亡における地理的剥奪指標や各種社会経済指標による人口寄与危険割合の算出を行い、修正不可能ながん要因の一つとして社会における寄与度の大きさを推定する。 | |
備考 |
統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等
調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
伊藤 ゆり |
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提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
人口動態調査 |
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 | 日本人におけるがんの修正不可能-non-modifiable-な要因の寄与度 |
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 |
がん死亡の社会経済指標による格差について、人口寄与危険割合を計測するために、がん死亡は人口動態統計を用い、社会経済指標として居住地の市区町村別の地理的剥奪指標を用いた。 2015~2020年死亡データを用い、年齢5歳階級、性別、地理的剥奪指標5分位(人口重み付け)別に全がんおよびがん種別死亡について分析した。 対象年は2015-20年合算および2015年~2020年単年ごととし、性、年齢ごとに最も剥奪されていない分位(最も裕福な)グループ(Q1)をReferenceとし、他の分位グループにおける期待死亡数の計算に使用し、Mortality Attributable to Socioeconomic Inequality (MASI)を観測死亡(Observed death)と期待死亡(Expected death)の差を過剰死亡割合として算出した。 2015年死亡において、最も地理的剥奪指標が低い地域の死亡と比べ他の地域での死亡が過剰に死亡している割合をがん種ごとに計算し、全がんに換算すると男性で5.6%、女性で2.0%であった。この割合を年齢階級にみると0‐39歳で男性15.7%、女性で16.6%と最も高くなっていた。75歳以上では男性で4.1%、女性で1.3%と低くなっていた。 |
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 | (調査名) 人口動態調査(基幹統計調査) (年次) 平成27年~令和2年 (地域) 全国 (統計的研究に利用した調査票情報)死因、死亡時年齢、性別、居住地域、死亡年 |
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 | 2015~2020年死亡データを用い、年齢5歳階級、性別、地理的剥奪指標5分位(人口重み付け)別に全がんおよびがん種別死亡について分析した。性、年齢ごとに最も剥奪されていない分位(最も裕福な)グループ(Q1)をReferenceとし、他の分位グループにおける期待死亡数の計算に使用し、Mortality Attributable to Socioeconomic Inequality (MASI)を観測死亡と期待死亡の差を過剰死亡割合として算出した。 |
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 |
Journal of EpidemiologyまたはCancer Science、Int J Cancer(投稿予定) |