管理番号:10045020220013

府省:厚生労働省

提供状況

2022-07-15 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 熊谷 成将
調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 西南学院大学経済学部経済学科 教授
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 中高年者縦断調査
調査票情報の利用目的 科学研究費補助金を受けて行う基盤研究(C)「主観的健康感・精神的健康状態に与える互助の効果と健康損失の金銭価値評価」の一環として、厚生労働省「中高年者縦断調査」を利用し、持病を有する中高年者の医療機関受診の実態を正確に把握するための基礎資料を得る。
備考

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 熊谷 成将
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 中高年者縦断調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 主観的健康感・精神的健康状態に与える互助の効果と健康損失の金銭価値評価
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 Kumagai,N.,Nishimura,S.,Jakovljevic,M.(2023)CostEffectivenessandResource Allocation;21:39-48.高血圧患者の血圧管理率はほとんどの国で低いことが観察されている。日本では、高血圧患者における医師の診察の有効性を検討した先行研究はない。高血圧患者における受診継続の効果を定量化するために、高血圧患者の健康に対する受診の因果効果を評価した。医師の受診が患者の健康アウトカムに及ぼす因果効果を検討するために、逆確率治療重み付けと二重ロバスト推定を用い、被治療者に対する平均治療効果の推定値を得た。高血圧患者にとって,特にかかりつけ医から継続的な指導を受ける場合には,30日ごとの定期的な受診は効果的である。高血圧患者の血圧コントロールを強化することは医師にとって重要であるため,糖尿病,低学歴,喫煙習慣のある高血圧患者に対して,連続した受診を促進することが必要である。
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 (調査名) 中高年者縦断調査
(年次)  令和2年(第1回~第16回)
(地域)  全国
(統計的研究に利用した調査票情報)中高年者縦断調査
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 本研究では、厚生労働省「中高年者縦断調査」の第1-16回の調査結果を用いて、第一に、Denton & Spencer (2015) のstate transition probabilitiesを参考に、下記のように、男女別に身体的健康状態のクロス表を作成して、病状の遷移確率を分析する。
第1回調査 age group 50-54 vs  第6回調査 age group 55-59
第6回調査 age group 55-59 vs  第11回調査 age group 60-64
第11回調査 age group 60-64 vs  第16回調査 age group 65-69
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 Cost Effectiveness and Resource Allocation;21:39-48.
https://resource-allocation.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12962-023-00448-6
2023-06-21