管理番号：10045020220018

府省：厚生労働省

提供状況

2022-08-10 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 ミラー ラッセル
柴沼 晃
桐谷 純子
ONG KEN ING CHERNG
神馬 征峰
河添 悦昌
篠原 恵美子
平林 真衣
調査票情報の提供を受けた者（個人に限る。）の職業、所属その他の当該者に関する事項 東京大学医学部国際地域保健学教室　客員研究員
東京大学医学部国際地域保健学教室　講師
東京大学医学部国際地域保健学教室　助教
東京大学医学部国際地域保健学教室　助教
東京大学医学部国際地域保健学教室　教授
東京大学医学部附属病院　特任准教授
東京大学医学部附属病院　特任助教
東京大学医学部附属病院　特任助教
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 人口動態調査
調査票情報の利用目的 科学研究費助成事業（学術研究助成基金助成金）「COVID-19関連制限と外国人居住者の健康福祉：ビッグデータ解析による自然実験」の一環として、死亡および死産の統計調査を利用し、外国人居住者の死亡アウトカムに対する直接的・間接的なCOVID-19の影響力の実態及び動向を正確に把握するための基礎資料を得る。
備考

統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等

調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 ミラー ラッセル
柴沼 晃
桐谷 純子
ONG KEN ING CHERNG
神馬 征峰
河添 悦昌
篠原 恵美子
平林 真衣
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 人口動態調査
統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 COVID-19関連制限と外国人居住者の健康福祉：ビッグデータ解析による自然実験
提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 日本でHIVとともに生きる国際移住者の健康公平性： COVID-19パンデミック時の自然実験
COVID-19のパンデミックがもたらした特異な状況を自然実験として活用し、日本人と日本在住の外国人移住者のHIV関連死亡率および罹患率を比較する定量的分析を行った。国の疫学サーベイランスデータを活用し、2018-2019年（COVID-19以前）と2020-2021年（COVID-19パンデミック期間中）の新規HIV感染診断、AIDS症例、HIV関連死亡を分析することで、外国人移住者における格差を検討した。2018年から2021年にかけて、日本では合計4,705件の新規HIV感染症が報告され、その内訳は日本人2,813件、海外移住者522件であった。さらに、1,370人のAIDS患者が記録され、全体の29.1％を占めた（日本人1,188人、海外移住者182人）。COVID-19の流行期間中、日本人のHIV罹患率は人口10万人当たり1.8人から1.5人に減少したが、外国人移住者のHIV罹患率は人口10万人当たり12.8人と高いままであった。エイズ診断の罹患率も、パンデミックの間、外国人移住者では10万人当たり2.8人から3.8人へと大幅に増加したが、日本人では10万人当たり0.5人と低いままであった。すべての罹患エンドポイントにおいて、HIVとともに生きる外国人移住者は、「不明」と分類されたデータの割合が高く、HIV関連疾患による死亡年齢が日本人と比較して有意に若かった（係数=-11.7、p<0.01）。
上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 （調査名）人口動態調査
（年次）平成30年～令和3年
（地域）全国
（統計研究に利用した調査票情報）死亡票、死産票、出生票
上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 我々は、COVID研究期間前後の死産発生とIHV関連死亡率および罹患率を比較するためにロジスティック回帰モデルを開発し、さらにそのような変化が日本人の集団と日本に住む移民集団の間でどのように異なるかを調査した。モデルに含まれる予測変数は、母親の年齢、妊娠週数、雇用形態、および母親が住んでいた自治体,HIV関連死亡率および罹患率であった。
学術雑誌等の名称及び掲載年月日 Negotiating acculturation: Psychological well-being and mental health for international migrants in AsiaIN: Handbook on Migration in Asia (Edward Elgar Publishing)　Editor: Nana Oishi (The University of Melbourne