管理番号:10045020262010

府省:厚生労働省

提供状況

2026-07-28 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 工藤榛香
宮代勲
森島敏隆
中田佳世
岸本健治
井川俊樹
権泰史
調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 大阪国際がんセンター がん対策センター・生物統計研究職
大阪国際がんセンター がん対策センター・所長
大阪国際がんセンター がん対策センター・部長
大阪国際がんセンター がん対策センター・部長
大阪国際がんセンター がん対策センター・副部長
大阪国際がんセンター がん対策センター・主査
大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学・特任講師/大阪国際がんセンター がん対策センター・特別研究員
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 人口動態調査
調査票情報の利用目的 がん経験者の増加や高齢化に伴い、がん患者のがん以外の要因による死亡は増加している。これに伴い、がん患者の死因や死亡場所の実態把握は、長期の健康管理や非がん疾患への対応のために重要である。しかし、2016年に開始された全国がん登録では長期予後や晩期合併症の影響を明らかにすることは困難であり、60年以上蓄積された大阪府がん登録と人口動態調査死亡票を活用することで、これらの課題に対応することが可能となる。
がん経験者の増加および高齢化に伴い、がん患者におけるがん以外の死因による死亡は増加傾向にある。こうした背景のもと、がん経験者の長期的な健康管理や非がん疾患への対応の観点から、その実態を把握することが求められている。さらに、がん患者の終末期医療においては、どこで最期を迎えるかという点が本人および家族にとって重要な問題であり、医療提供体制や社会資源の整備とも密接に関連する重要な課題となっている。
申出者らは厚生労働科学研究費補助金(がん対策推進総合研究事業)の一環として、がん患者のがん以外の死因について、大阪府がん登録罹患情報と人口動態調査死亡票を照合することにより検討した経験がある(「がん患者のがん以外の死因に関する研究:NANDE(Neoplasms ANd other cause of DEath)」、成果の例は文末に記載)。
2016 年1 月に施行されたがん登録等の推進に関する法律(がん登録推進法、平成25 年法律第111 号)が定める全国がん登録には死亡場所情報はないが、死因は把握できるようになった。しかしながら、長期生存が期待できるようになったがん経験者が何で亡くなるのか、晩期合併症による死亡の影響はあるかを知るには、2016 年以降の情報では不可能で、長期間蓄積されたがん登録が必要である。大阪府は人口規模が大きいうえ悉皆性のある住民ベースの大阪府がん登録を60 年以上運用しており、全国がん登録で解決できない課題に対応できる。さらに、人口動態調査死亡票データを用いることで、死因(ICD-10)および死亡場所を個人単位で正確に把握することが可能となる。

「がん患者のがん以外の死因に関する研究:NANDE(Neoplasms ANd other cause of DEath)」における成果の例
1. Kitagawa S, Morishima T, Miyashiro I et al. Suicide Risk Among Patients With Cancer by Sex in Japan: A Population-based Study. J Epidemiol. 2024.
2. Gon Y, Morishima T, Miyashiro I et al. Heart Disease Mortality in Cancer Survivors: A Population-Based Study in Japan. J Am Heart Assoc. 2023.
3. Kudo H, Morishima T, Miyashiro I et al. Prognostic impact of the presence or absence of prior cancer in patients with cancer using cure models: A population-based study. Cancer Sci. 2023.
4. Fujii M, Morishima T, Kudo H, Miyashiro I et al. Cause of Death among Long-Term Cancer Survivors: The NANDE Study. Healthcare (Basel). 2023.
5. Gon Y, Morishima T, Miyashiro I et al. Stroke mortality in cancer survivors: A population-based study in Japan. Thromb Res. 2023.
6. Kudo H, Morishima T, Miyashiro I et al. Do prognoses of patients with second primary cancers differ from those of patients with no prior cancer? A population-based study. Cancer Epidemiol. 2022.
備考