管理番号:10045020262048

府省:厚生労働省

提供状況

2026-07-17 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 中室 牧子
佐藤 大晃
調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 慶應義塾大学 総合政策学部 教授
慶應義塾大学 総合政策学部
提供した調査票情報に係る統計調査の名称 21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)
21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)
調査票情報の利用目的 本研究により、子ども本人への直接的効果だけでなく、保護者への波及効果を含めた子育て支援政策の便益を包括的に評価し、少子化対策及び子育て支援政策に関するEBPM(Evidence-Based Policy Making)の推進に資する科学的根拠を提供することを目的とする。
本研究の目的は、「21世紀出生児縦断調査」の調査票情報を用いて、子どもの医療費助成制度、とりわけ子どもの医療費無償化が保護者の精神的健康や子育て環境に与える影響(スピルアップ効果)を全国規模で実証的に明らかにすることである。
これまで、子どもの医療費助成制度については、子どもの医療利用や健康への影響に関する研究が数多く蓄積されてきた。一方で、子どもを対象とした政策が保護者に波及する「スピルアップ効果」については十分な実証研究が存在しない。
申出者らは、青森県子どもの生活実態調査を用いた研究において、市町村ごとの医療費無償化の導入時期の違いを利用した差分の差分法(Difference-in-Differences)により、子どもの医療費無償化が保護者の精神的健康(K6)を改善する可能性を示した。しかし、この研究は青森県のみを対象としており、地域的な代表性や外的妥当性には限界があること、また繰り返し横断調査であるため、子どもの成長過程を通じた中長期的な影響を検証できないという課題が残されている。
そこで本研究では、「21世紀出生児縦断調査」の全国代表性を有する縦断データを用いることにより、全国の子育て世帯を対象として、自治体ごとの医療費助成制度の違いと制度改正を利用した自然実験を構築し、医療費無償化が保護者の精神的健康、子育て行動及び家庭環境に与える影響を検証する。
備考