管理番号:10020020230004
府省:総務省
提供状況
| 2023-06-05 | 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
梁 昊 |
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| 調査票情報の提供を受けた者(個人に限る。)の職業、所属その他の当該者に関する事項 |
日本学術振興会特別研究員、一橋大学社会学研究科/コーネル大学社会学部博士課程 |
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| 提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
国勢調査 |
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| 調査票情報の利用目的 | 科研費特別研究員奨励費研究「混住する都市空間の不平等:東京における中国系移民の都市圏内移動に着目して」の一環として、日本の大都市圏における移民の居住分布と居住分断の状況を経時的に把握し、移民集住地域の類型を明らかにし、移民の都市圏内移動研究の土台としての基礎資料を得るため。 | |
| 備考 |
統計若しくは統計的研究の成果又はその概要等
| 調査票情報の提供を受けた者の氏名又は名称 |
梁 昊 |
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| 提供した調査票情報に係る統計調査の名称 |
国勢調査 |
| 統計又は統計的研究の成果等のタイトル等 | 重層的ハウジングキャリアからみる移民の都市編入 -東京における中国系移民を対象に- |
| 提出された統計若しくは統計的研究の成果又はその概要 |
提供を受けた調査票情報を用いて、以下の分析を行なった。 【分析1】都市圏における移民の居住状況を非類似性指数を用いて、日本人との居住分離と外国人同士の居住分離について記述的な特徴を明らかにした。その結果、2000年〜2020年まで、日本人と外国人の居住分断が高く、12の外国人集団間の居住分断の度合いも高いことが明らかにされた。 【分析2】外国人と日本人の居住分離の要因として、それぞれの人口集団の社会経済的状況、集団間関係、婚姻状況を主要な説明変数とし、非類似度指数を従属変数とした回帰分析を行なった。その結果、(1)職業的地域や、持ち家、国際結婚などの高い社会経済的地位を示す指標は有意に外国人と日本人の居住分断を下げる傾向がわかった。これは欧米の先行研究と同じ理論背景を用いて説明することができる。(2)ただしこの傾向は、外国人集団によって差異が存在し、日系ブラジル人やペルー人などの集団はより住宅市場から差別され、社会経済的地位の上昇とともに居住分断が同水準に維持されることが観察された。(3)なお、アメリカやイギリスなどの先進国からの高度技能職者は他の外国人集団と異なり、高い居住分離の傾向があり、エンクレイブ化する傾向があることがわかった。 【分析3】町丁レベルでの中国系移民の集住している地域を、Moran’s Iインデックスを用いて分類した。そして持ち込みの調査票データと組み合わせて、東京都市圏における中国系移民の居住移動の類型を検討できた。その分析結果(1)中国人集住地区と日本人が多い地域の間での引越し行為は主に四類型存在し、それぞれの類型は、日本語能力や、収入、学歴などの社会経済的地位と中国系移民と集まって住みたいという主観的居住意識と関連していることがわかった。(2)地域類型のほか、引越しするたびに変わる同居者構成(ルームシェア、家族同居)と所有類型(持ち家、賃貸)との相互関係をシークエンス分析を用いて、地域類型だけでは捉えきれなかった五類型が存在することを明らかにした。 |
| 上記統計の作成又は統計的研究を行うに当たって利用した調査票情報に係る統計調査の名称、年次、当該調査票情報の地域の範囲その他の当該調査票情報を特定するために必要な事項 | (調査名) 国勢調査 (年次) 平成12年〜令和2年 (地域) 全国 (統計的研究に利用した調査票情報) - |
| 上記統計の作成の方法又は統計的研究の方法を確認するために特に必要と認める事項 | 統計的調査研究を行う際、Moran’s I index(空間的に隣接している地域加重の類似性指標)、非類似性指数(dissimilarityindex)、ロジスティック線形回帰分析、OLS線形回帰分析を用いた。 |
| 学術雑誌等の名称及び掲載年月日 |
『住総研研究論文集・実践研究報告集』 2024-04-01 |
成果等
| 重層的ハウジングキャリアからみる移民の都市編入-東京における中国系移民を対象に- | 公表資料.pdf(2.6 MB) |